ボルト抜きカスミン

今週入院してボルト抜いた春日
「ヤフトピで見ました」
載ってた?
「ウソです。お前持ち上げると気持ちよく話すから」


日曜から入院して。
「一年くらいボルト入ってて」
一年経つと抜くのがむずかしいらしい
言っておかないと。初めて聴いた方もいるからね。

「スペルマ抜いたのね」
ヘイミスタ、60代の方も聞いてるから。


おたくさんがわけわかんないこというから。どうしたんだね君は!


月曜から手術。前回に比べたら簡単な手術なので休暇気分で、ゲームとかDVD買ったり借りたりした
前回は全身麻酔で、寝て目覚めたら手術が全部終わってた。
今回は下半身麻酔。手術中に意識ある。つまりやってる様子が目に入る。
だから日曜から丸々寝ないで手術の時に寝ようと。
「すごい考え方だね」
だから前の日ずっとDVD見たりして寝なかったんだけど、手術の開始時間が延びちゃって。
耐えきれなくなって寝ちゃって、起きたら目がさえちゃって。そのまま手術室に。
一応“春日”で手術してるからビビってるさまを見せたくないじゃない?

「そこまで注目されてないと思いますが」
心電図付けられたりベルト付けられたりして、それで麻酔打たれる。
「どうやって打たれるの」
手術着みたいな、ラクーアで着るようなやつ。肩にボタンが付いてて、それ外すと脱げて。
お医者さんが来て横になってくださいと。そこでネコのように、にゃんころもちのように、

「ネコかにゃんころもちかどっちかにして」
ネコのように。
「そっち取るんかよ」
おパンツをスッと下ろして、春日のお尻が手術室に花を添えて。
「そこだけ感動小説のような表現だな」


注射は骨に打つ
「ケツ毛をかき分けて」
打つのはアナルさんじゃないよw
「ケツ毛すごいからwススキみたいになってるw」


針の太さは判らなかったけど、すごい痛かった
「女性が聞いてるんだよー?まあ刺される側だから共感するかもだけど」
女性の気持ちが判ったね。
「そこ広げるんじゃないよ」


パンツを看護師さんがスッておろして。
“管入れますからねー”って。

「怖いよ〜痛い感じになるからって言えよー」


男性の人は判るかもだけど、お手洗いに行けないから、ナニに管を入れるわけですよ。
ヒュッとつまんで

「どうやって」
指先で
「どの部分を」
根本ですね。トイレの水洗のレバーをひねるみたいな
「なにその例え。尿道を天にむけて。痛い?」
いてえ。
「麻酔効く前にやるっていうのもあるんだろうな」


手術の前に“音楽かけます”って、MDはどれがいいか訊いてくれて。
「持ち込みじゃないの?なにかけたの?」
WANDS
古っ。中山美穂といっしょにやった人でしょ?どういう曲?」
『時の扉』とか。
「えー?」
そこにあるものしか選べないからね。


んでお医者さんが入ってきて。
“いや〜、部屋わかんなくって。わかりづらいね!”って言いながら。フランクに。
フランク永井
フランク永井さんが入ってきて。
怖いでしょ?

「怖いなそのノリ」
心拍計付けてるから、横に心拍数が出て。
「まるわかりじゃんw」
心拍数でビビってるのバレちゃってw
「おまえのする話で一番おもしろかったw」
息止めて下げようとしても下がんないw
「雛壇にいるとき心拍計あったらおもしろいだろうなw」
“緊張してますね”って言われちゃってw
「今はどんな感じ?」
ピッピッピッピッってw
…ジングル止めないでいいよ!w


手術が始まった。
ドラマの始まり方みたいな感じで手術名言って。
でもドラマとなにが違うかって言うと、手術中にしゃべる。
“前回○○先生がやってますよね”“いい仕事ですね”って言ってたり。
ワタシは目の前に布があるから見えなくて。
何かにすがりたくて、看護師さんの手握って
「どちらからお願いしたの」
もう、握っちゃってた。
「どれくらいの年齢の人?」
多分ベテランだと。手際とか見てると。
「俺らよりちょっと上くらいか」
「女の人の手握るっていいらしいね。レーシックとかも一瞬見えなくなるときに看護師さんが手握るっていうし」


握りながら耐えてて、でも音とかは聞こえるから。においとか、魚焼けてるような。
「魚焼いてるんじゃないの?」
そんなことはないじゃない!


ボルトと針金抜く。
引っ張ってるのが腰骨に響く
「(リスナーに)すいませんね痛い話で」
そのときに看護師さんの手をぎゅーって。
「俺だったら手術前に病院の廊下に座り込んで泣いちゃうね。野球選手でも来てもらわないと手術しないって」
ベーブルース


お医者さんもこちらに話しかけてくる
“ボルト持って帰りますか?”とか
「それはボケで言ってるの?」
いや、実際持って帰る人いるって。


終わって、おパンツ履かせてもらって。
「そのパンツお前の自前?」
ポロ・ラルフローレンの。この日のために新品の。
「しらねえよ」


ボルト持ってきた
(ボルト目の前に)
「こんな長いの入ってたの?…じゃ二名の方に」
プレゼントじゃあないよ
「針金も?これが尿道に入ってたの?」
これ入ってたら事故だろw
「…あっ」
なに?エコーかけるんじゃないよww


手術終わって、病室に帰って、
先生が無事終わりましたねっていう話をしてくれるんだけど落ち着かない。
ナニに入れた管を抜かなくちゃいけないから。
「お前痛い話するときは一言ことわれよー!」


前回も言ったけど、あれ抜く時って骨折したときより痛い。
「ビトたけし*1さんも入れたことあるって言ったけど、どうでしたかって訊いたら“その話しちゃいけねえよあんちゃん”って言ってた」


入ってる時点では何の感覚もない
昨年は、ナニの長さくらいだとおもってたのよ。
抜いたときにズウウウウウウウルウウウウっっっ

「それさ、腸を引っ張り出した時みたいw」
膀胱まで管が行ってるわけよ。貯水池まで。


今回は麻酔がかかってるときに抜いてくれないかとお願いした。
病室に帰ってきたときに“今は抜けない”って言われて。
足腰が立たなくてトイレに行けないから、ある程度麻酔が切れないとダメだって。
「尿意はあるの」
麻酔が回ってるからわからない。だから貯水池まで管が行ってる。


麻酔は切れてるか判らないわけ。5、6時間経ってもじんわりしてて。
気づいたら完全に切れてる。
夜中にどうしたもんかいのーと。
管が入ってる状態で過ごすというのもありかも、とも思った。
「春日大統領がそんだけ痛いっていうのはそうとう痛い。部活やったときも聞いたこと無いから」


ナースの方が入ってくる。
“そろそろ抜きましょうか”と。

“どっち?”って訊かないの?」
管が入ってるからね。抜いたら二択だけど。
訊かれたけど、キビシイですねって答えたら、
“そしたらご自分で抜きます?”と。

「そんなことできるの?」
たまにいるみたい。自分なら加減がきくじゃない。
“抜き終わったら呼んでくださいね”と。

「まさにセルフサービスだ」
そこで管と春日の戦いが。
「いつも抜いてるものと違うからね」
いつも抜くものはルンルン気分ですよ。


でね


管の途中に空気穴が開いてて、風船みたいな物の空気を抜いて、膀胱から抜けやすくしてる。
で、キュと引っ張ったら、
んんんんんんんんんん!!!!!!!!!!
指すような痛みというか、でも、全然出ない。
尿道のしまりで全然抜けない。
そこで痛みには痛みだと。
人間の脳みそは一つの痛みしか感じないという話を思い出し。
左手が空いてるので、己の玉袋を力の限り、360度ひねる勢いでぎゅううううううううううって!
「うわああああ!」
それくらいしないと耐えられない。
午前中の病室で。

「効果あったの?」
あったね。
抜けてくのよ。
おおいったいったいった、ずっるうううううう!!!ですよ。

「血とかは出ないの?」
出ない。でも傷ついたのか、そのあとちょっと血が混じってた。
「気絶しそうだな」
それほどじゃない。前屈みになるくらい。
「影響はなかった?」
無かった。玉袋が腫れただけ。

*1:念のため注:ビートたけしさんではなくモノマネ芸人